【12月28日 AFP】米航空宇宙局(NASA)が27日公開した渦巻銀河NGC 4151の中心部の合成画像。

 青はチャンドラX線観測衛星(Chandra X-ray Observatory)がとらえたX線で、中心には活発に成長するブラックホールがある。黄色はラ・パルマ天文台(La Palma)のヤコブス・カプタイン望遠鏡(Jacobus Kapteyn Telescope、口径1メートル)がとらえた光学データで、プラスに帯電した水素(H II)領域を示す。

 赤いリングは全米科学財団(National Science FoundationNSF)の超大型干渉電波望遠鏡群(Very Large ArrayVLA)がとらえた中性水素で、銀河のほかの部分との重力相互作用により歪んでいる。リングには銀河の中心に向かって落下する物質も含まれている。リングの中の黄色い斑点は最近星が形成された領域を示す。

 NGC 4151は地球から約4300万光年と、地球に最も近い銀河の1つだ。(c)AFP