【11月18日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は17日、米アップル(Apple)製品の特許侵害にあたるとしてドイツで販売差し止めとなったタブレット端末「ギャラクシータブ10.1(Galaxy Tab 10.1)」の修正版を発売すると発表した。

 サムスン広報によると、製品名も「ギャラクシータブ10.1N(Galaxy Tab 10.1N)」と改めた修正版は、フレームやスピーカーの位置などを変更したという。
 
 独デュッセルドルフ(Duesseldorf)地裁は9月、「ギャラクシータブ10.1」が形状や技術などでアップルの「iPad」の特許を侵害しているとしたアップル側の訴えを認め、ドイツ国内での「ギャラクシータブ10.1」販売および宣伝差し止めをサムスンに命じている。

 修正版ギャラクシータブの販売決定は、ドイツでの年末商戦にかけるサムスンの意欲の表れだ。

 だが、韓国のHI投資証券(HI Investment and Securities)のアナリスト、ソン・ミョンソプ(Song Myung-Sup)氏は、アップルが修正版ギャラクシータブに対しても特許侵害を訴える可能性がないとは言えないと指摘している。(c)AFP

この記事は Dow Jones Newswires を参考にしました。

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