「りゅうこつ座星雲」に1万4千個の星、NASA
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【10月18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は16日、チャンドラX線観測衛星(Chandra X-ray Observatory)がとらえた「りゅうこつ座星雲(Carina Nebula)」の画像を公開した。
「りゅうこつ座星雲」は、地球から7500光年の距離にある天の川銀河(Milky Way)内の「いて座竜骨弁腕(Sagittarius-Carina arm)」で多数の星が誕生している領域で、チャンドラ衛星は1万4000個の星を確認した。
チャンドラ衛星の画像は、「りゅうこつ座星雲」で巨大な星たちが自爆していることを強く示唆している。
画像の上部に位置する散開星団「トランプラー15(Trumpler 15)」のX線画像に暗い部分があることから、ここでは、すでにいくつかの巨星が超新星爆発で崩壊していることがうかがえる。「トランプラー15」は、りゅうこつ座内にある10の星団のうちの1つだ。
このほかにも、6つの中性子星が存在する可能性が示された。中性子星は、超新星爆発の後、高密度な星の中心部が残ったもので、中性子星の存在は、「りゅうこつ座星雲」で超新星の活動が活発化している証拠となる。
これまでの観測では、「りゅうこつ座星雲」に中性子星1つが存在することが確認されている。(c)AFP
「りゅうこつ座星雲」は、地球から7500光年の距離にある天の川銀河(Milky Way)内の「いて座竜骨弁腕(Sagittarius-Carina arm)」で多数の星が誕生している領域で、チャンドラ衛星は1万4000個の星を確認した。
チャンドラ衛星の画像は、「りゅうこつ座星雲」で巨大な星たちが自爆していることを強く示唆している。
画像の上部に位置する散開星団「トランプラー15(Trumpler 15)」のX線画像に暗い部分があることから、ここでは、すでにいくつかの巨星が超新星爆発で崩壊していることがうかがえる。「トランプラー15」は、りゅうこつ座内にある10の星団のうちの1つだ。
このほかにも、6つの中性子星が存在する可能性が示された。中性子星は、超新星爆発の後、高密度な星の中心部が残ったもので、中性子星の存在は、「りゅうこつ座星雲」で超新星の活動が活発化している証拠となる。
これまでの観測では、「りゅうこつ座星雲」に中性子星1つが存在することが確認されている。(c)AFP