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「神の粒子」存在示すヒント失われつつある、CERN

  • 2011年08月23日 19:12 発信地:ワシントンD.C./米国
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スイス・ジュネーブ(Geneva)近郊にある欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear Research、CERN)のCMS実験制御室で観測された初めての超高エネルギー衝突を示すモニター(2010年3月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI

【8月23日 AFP】「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)の探索に当たっている欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)の研究者は22日、ヒッグス粒子の存在を示すサインが消えつつあると語った。

 物質に質量を付与すると考えられているヒッグス粒子は、物理学最大の謎とも言うべき質量の謎を解明してくれるものとして探索が進められてきた。

 だが、世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron ColliderLHC)」を運用するCERNは、22日にインド・ムンバイ(Mumbai)で開かれた学会で、145~466 GeV(ギガ電子ボルト)領域の大半でヒッグス粒子の存在が95%の確度で除外されたとする最新データの概要を発表した。

 CERNは前月、LHCを使った実験で、ヒッグス粒子の実在を示すかすかなヒントが得られたと発表していた。

 LHCの粒子衝突検出器ATLASの運用プログラム副マネージャー、ハワード・ゴードン(Howard Gordon)氏は次のようにAFPに話した。「ヒッグス粒子が存在すると思われていた低い質量領域では、存在を示す証拠は全く見つかっていない。7月に見つかった(ヒッグス粒子の実在を示す)ヒントの重要性は(発見当時も)さほど大きくなかったが、重要性は今やますます下がったと言うべきだろう」

 ただし、ヒッグス粒子が存在する可能性は捨て切れておらず、今後も低い質量領域の膨大なデータを分析していく必要があると付け加えた。

 ヒッグス粒子の探索は最終段階に入っており、有無に関する結論は2012年末までには得られる見込みだ。(c)AFP/Kerry Sheridan

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