【8月17日 AFP】排卵期の女性は、そうでない女性に比べて、セクシーな服を購入する傾向があるという米ミネソタ大(University of Minnesota)の研究結果が16日に発表された。

 研究チームは、被験者の女性に魅力的な女性とそうではない女性の写真を見せ、消費行動を調査した。その結果、排卵期の女性は、地元に住む魅力的な女性の写真を見せられると、セクシーな服やアクセサリーを買いに行く確率が高くなることがわかった。地元に住む魅力的ではない女性や遠く離れた場所に住む女性の写真を見せられた場合の確率は、これよりも低かった。

 排卵期以外の女性では、これほど顕著な違いは認められなかった。

■遠くのライバルは脅威ではない

 研究を主導したクリスティナ・デュラント(Kristina Durante)氏によると、排卵期のおしゃれの目的は、最良のパートナーを自分に引き付けることだ。そのためには、自分の周りにいる女性たちを値踏みして、自分がどうすれば勝てるかを客観的に判断する必要がある。マンハッタンやブルックリンで彼氏を見つけようとするニューヨークの女性にとって、ロサンゼルスのライバルは脅威にならないというわけだ。

 排卵期の女性は、ライバルたちを押しのけようと、自分を魅力的に見せる商品を無意識に選んでいるのだという。
 
 研究チームは、排卵期が女性の消費行動に深く影響していることを示すこの研究成果をマーケティング担当者は参考にすべきだとしている。(c)AFP