【8月10日 AFP】人類が生き残るためには、地球を脱出して宇宙に向かうしかない――英国の宇宙物理学者スティーブン・ホーキング(Stephen Hawking)博士が9日、各方面の有識者らの意見を掲載するウェブサイト、ビッグ・シンク(Big Think)でこのように警告した。

 ホーキング博士は、「地球だけを見つめた内向き思考はやめて、宇宙へと視野を広げるべきだ」と語り、人類が抱える問題の解決策を地球上だけに求める考えを改めるよう諭した。

 また、人類は前例のない勢いで危険度が増していく時代に突入していると警告。「人口が幾何学的に増加する一方、地球の資源は有限だ。さらに、技術の進歩は良くも悪くも地球環境を変えるまでに至った」との理由から、22世紀以降の人類の未来は「宇宙にある」と断言した。博士が有人飛行を支持するのも、このためだという。

 ホーキング博士は4月、テレビ番組に出演した際に、「破滅的な結果をもたらす恐れがあるので、宇宙人とのコンタクトは避けた方が賢明だ」と語っている。(c)AFP

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