【8月2日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)で冷却装置2系統のうち1系統が故障し、ISSに滞在する宇宙飛行士らが1日、装置の再起動などの措置を行ったが失敗した。米航空宇宙局(NASA)は緊急の船外活動を予定している。

 故障は前月31日夜に発生し、米国とロシアの宇宙飛行士6人が滞在しているISS内に警報が鳴り響いた。故障したのは、冷却システムに冷媒のアンモニアを循環させる装置。乗員らが夜を徹してブレーカーを遮断し、再起動を試みたが、失敗した。なお、乗員に危険はないという。

 NASAは、問題を解決するため、5日以降に2回の船外活動を行う必要があるとの認識を示した。1回目でポンプ装置を交換し、2回目で電気系統などを接続させるという。(c)AFP/Andrew Gully