【5月21日 AFP】日本初の金星探査機「あかつき(Akatsuki)」を載せたH2Aロケットが21日午前6時58分、鹿児島県の種子島宇宙センター(Tanegashima space centre)から打ち上げられた。当初18日の打ち上げ予定だったが、悪天候で延期されていた。

 あかつきは約半年かけて金星に到達する。5台の観測カメラを搭載し、金星から300~8万キロ離れた楕円(だえん)軌道上を周回して硫酸の雲などを観測する。

 同ロケットにはあかつきのほか、太陽光の圧力で宇宙空間を進む「宇宙帆船」、イカロス(Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation of the SunIKAROS)や小型衛星などが搭載されている。(c)AFP