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オスなのに妊娠のみならず中絶も、ヨウジウオの不思議 米大学研究

  • 2010年03月18日 13:43 発信地:パリ/フランス
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ヨウジウオの一種、ガルフパイプフィッシュのオス(撮影日不明)。(c)AFP/TEXAS A&M UNIVERSITY/NICK RATTERMAN

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【3月18日 AFP】ヨウジウオのオスは妊娠するだけではなく、交尾したメスの「魅力度」をもとに中絶も行っている――。米テキサスA&M大学(Texas A&M University)の生物学者らが、こうした研究結果を英科学誌ネイチャー(Nature)に発表した。

 タツノオトシゴの近縁であるヨウジウオのオスは、12~14日の妊娠期間を経たのち、5~40個の卵を産卵し、ふ化するまで腹部にある育児嚢の中で育てる。

 研究者らは今回、ヨウジウオの一種、ガルフパイプフィッシュのオスの養育を継続的に調査し、「子育てに熱心な父親とそうではない父親がいる」という興味深い事実を発見した。この違いは、交尾をした相手への「愛情」に基づいていた。

 研究では、より大型のメスと交尾しがたる傾向がオスにあり、小さめのメスと交尾してしまった場合には、胚(はい)の一部を選択的に中絶する場合が多いことが確認された。これは、将来的により大きなメスと交尾できるよう、エネルギーを温存するためと考えられる。

 一般的に動物は、種の存続をかけて最良の相手との子孫を残すため、遺伝子上の取り引きや交尾の選択を行う。だが、雌雄が逆転した動物種において交尾後にこのような選択が行われているのが観察されたのは、今回が初めてという。(c)AFP

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