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「舌で見る」盲目の英兵、視覚障害者向けの画期的な装置

  • 2010年03月17日 10:26 発信地:ロンドン/英国
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フランス・ヴァンセンヌ(Vincennes)で、盲導犬を連れた視覚障害者(2009年9月27日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/LOIC VENANCE

 

【3月17日 AFP】イラクで攻撃に遭い、失明したある英兵が、「舌で見る」ことを可能にする画期的な技術により、新たな人生を手に入れた。

 この兵士は、英北西部リバプール(Liverpool)出身のクレイグ・ランドバーグ(Craig Lundberg)上等兵(24)。2007年、バスラ(Basra)で任務中に携行式ロケット弾による攻撃を受け、両目の視力を完全に失った。 

 盲導犬に頼る生活を送り始めたころ、英国防省により、米国で開発された「BrainPort」なる装置の英国初の試用者に選ばれた。

 ユーザーは、小型ビデオカメラのついたサングラスをかけ、このカメラに接続された棒状の物体をくわえて使用する。装置は、画像を電気パルスに変換し、これを棒つきキャンディー状のプラスチック製の物体を乗せた舌に伝える。このとき、チクチクした感覚を味わうが、その強度により画像を解釈し、頭の中で周囲の様子を視覚化できる。ただし、画像を解釈できるまでには相当の訓練が必要だという。

 ルンドバーグ氏は今や、装置のおかげで、線や形を理解し、物をすぐに拾い上げることができるという。

 しかし、ルンドバーグ氏には、ヒューゴと名付けた忠実な盲導犬を手放す気持ちはないようだ。「ヒューゴをお役ご免にするなど、考えられない。僕は彼を愛しているから。これ(BrainPort)はもう1つの移動用機械に過ぎないよ」

 元米軍少将らが開発したこの装置はまだ試作の段階で、改良を加えたのち、視力を失ったほかの英兵たちにも導入されることが期待されている。(c)AFP

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