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西部劇の「電光石火の早撃ち」、科学的に立証? 英研究

  • 2010年02月04日 16:31 発信地:ロンドン/英国
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ドイツで映画撮影に臨む米俳優のクリント・イーストウッド(Clint Eastwood、1974年9月11日撮影、資料写真)。(c)AFP

【2月4日 AFP】正義のガンマンはいつも、先に銃を抜いた悪漢を倒してみせる――そんな西部劇のワンシーンの「正しさ」が、このほど科学的に証明された。

 英バーミンガム大学(University of Birmingham)のアンドルー・ウェルチマン(Andrew Welchman)博士率いる研究チームは、クリント・イーストウッド(Clint Eastwood)やチャールズ・ブロンソン(Charles Bronson)、ジョン・ウェイン(John Wayne)ら扮するヒーローでおなじみの「電光石火の早撃ち」を、科学的に説明する実験を行い、英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society)」に発表した。
 
 実験の結果、自発的に行動する速度より、何かに反応して行動する速度の方が速いとする研究結果が得られたという。

■ボタン押す「決闘」で実証

 実験では、参加者を2人1組に分け、相手より速くボタンを押す「決闘」をさせた。ボタンを押すタイミングを示す「ゴーサイン」はなく、参加者は自発的にボタンを押すか、相手が押したことに反応して押すというルールだ。

 すると、自発的にボタンを押した場合より、相手の動きに反応してボタンを押した方が、行動速度が平均0.021秒速いことが明らかになった。

■日常生活に応用も

 これはわずかな時差だが、往来の激しい道路を横断する場合などには、命を救うのに十分な時間だという。「脳が手が動かすよう指令を出すまでにさらに0.02秒必要なため、おそらく決闘で勝つのは難しいだろう。だが、突っ込んでくるバスを避ける場合ならどうか」とウェルチマン博士。

 研究チームは、このメカニズムは厳しい環境下で敵から逃げるための原始的な補助機能であるとみて、今後は、脳で何が起きているのかを追求したいとしている。

 反応速度における脳の働きの解明にあたっては、パーキンソン病患者において自発的な行為が反応する行為より苦手な傾向のある点が手がかりになる可能性を指摘している。(c)AFP

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