【1月8日 AFP】欧州連合(EU)の欧州委員会(European Commission)は7日、衛星利用測位システム(GPS)「ガリレオ(Galileo)」の運用を2014年初めに開始する方針を明らかにした。

 ガリレオは、現在独占状態にある米国防総省が1980年代に導入した米国のGPSに対抗するもの。GPSは現在自動車の運転や船舶の航行などに広く使用されている。

 ガリレオでは30基の衛星が軌道上に打ち上げられるが、最初の14基の製造はドイツのOHBシステム(OHB System)が受注した。衛星の打ち上げはフランスのアリアンスペース(Arianespace)が担当する。最初の衛星は仏領ギアナで、ロシアのソユーズ(Soyuz)ロケットにより打ち上げられる。(c)AFP/Paul Harrington