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人類のヨーロッパ到達年が20万年さかのぼる可能性、新たな遺跡発見で

  • 2009年12月16日 23:09 発信地:パリ/フランス
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フランス南部のエロー(Herault)渓谷(2007年10月2日撮影)。(c)AFP/ANNE-CHRISTINE POUJOULAT

【12月16日 AFP】人類の祖先が初めてヨーロッパに到達したのは、これまでの定説よりも20万年早い157万年前であった可能性があるとする論文が、専門誌「Comptes Rendus Palevol」に発表された。

 きっかけとなったのは、フランス南部エロー(Herault)渓谷Lezignan la Cebe村の玄武岩採石場で、15年前に発見された大量の骨と歯の化石だった。発見したのは、地元住民のジャン・ルヴィエ(Jean Rouvier)さんだ。

 ルヴィエさんは2008年夏になって、この発見をフランス国立科学研究センター(National Centre for Scientific ResearchCNRS)の考古学者に伝え、その結果行われた発掘調査では、ウシ、シカ、ウマのほかにネコ科やイヌ科の肉食獣など、古代の動物の骨が大量に発見された。

 さらに、玄武岩層の約10メートル地下からは20個程度の道具が発掘された。その大半には使用された形跡があった。

 発掘現場のアルゴン年代測定を実施したところ、157万年前という驚きの結果が得られた。これまでに発見されている先史時代の遺跡の多くよりもはるかに年代がさかのぼることになり、例えばスペインのアタプエルカ(Atapuerca)遺跡の120万年~110万年前をも大幅に上回っている。

 そして、この時代に作成された道具がヨーロッパで発掘されるのは極めて珍しいことだという。ちなみに東アフリカで発掘された道具のうち最古のものは、250万年前のもの。トランスコーカシア(Transcaucasia)地方にある集落遺跡は、180万年前までさかのぼる。

 渦中の遺跡のさらなる発掘は、2010年にも予定されているという。(c)AFP

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