月面に水の存在を確認、NASA
このニュースをシェア
【9月29日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は28日、月面に水が存在することを示す写真を公開した。
インドの月探査機「チャンドラヤーン1号(Chandrayaan-1)」に搭載されたNASAの月の鉱物組成をマッピングする装置「M3(Moon Mineralogy Mapper)」が、月の裏側にあるクレーター周辺の同じ地点を撮影したもの。右側の青い部分が、水分子を比較的多く含んだ鉱物を示している。
科学者らは現在、ほかのデータとも総合して、この水の量や組成を探ろうとしている。
生成に関する手掛かりの1つが、水の存在を示す信号が1日の間に上下するかという点だ。もし上下した場合は、太陽から送られてきた水素が月の土壌中の酸素と反応しているという説明が可能になる。
このときに生成される水は極めて薄い単分子層で、数分子分の厚さしかない。また、こうしてできた水の一部は蒸発している可能性がある。
いずれにせよ、月の最大限の湿潤でも、地球の最も乾燥した砂漠よりも乾いた状態にあると考えられる。(c)AFP
インドの月探査機「チャンドラヤーン1号(Chandrayaan-1)」に搭載されたNASAの月の鉱物組成をマッピングする装置「M3(Moon Mineralogy Mapper)」が、月の裏側にあるクレーター周辺の同じ地点を撮影したもの。右側の青い部分が、水分子を比較的多く含んだ鉱物を示している。
科学者らは現在、ほかのデータとも総合して、この水の量や組成を探ろうとしている。
生成に関する手掛かりの1つが、水の存在を示す信号が1日の間に上下するかという点だ。もし上下した場合は、太陽から送られてきた水素が月の土壌中の酸素と反応しているという説明が可能になる。
このときに生成される水は極めて薄い単分子層で、数分子分の厚さしかない。また、こうしてできた水の一部は蒸発している可能性がある。
いずれにせよ、月の最大限の湿潤でも、地球の最も乾燥した砂漠よりも乾いた状態にあると考えられる。(c)AFP