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月面着陸40周年、「映画セット撮影説」に改めて反論

  • 2009年07月13日 15:18 発信地:ワシントンD.C./米国
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アポロ11号(Apollo 11)の米国人宇宙飛行士ニール・アームストロング(Neil Armstrong)船長が撮影した月面に星条旗を立てるエドウィン・オルドリン(Edwin Aldrin)宇宙飛行士の写真(1969年7月21日撮影)。(c)AFP/NASA

【7月13日 AFP】アポロ11号(Apollo 11)の米国人宇宙飛行士ニール・アームストロング(Neil Armstrong)船長が人類初の月面着陸を果たしてから40周年を迎えるのを目前に、月面着陸否定説が再燃している。この人類の偉業は、米航空宇宙局(NASA)が莫大な時間と経費をかけて、映画撮影所とアリゾナ(Arizona)のセットで撮影した映像だというのだ。

 否定論者が主張するその根拠は多彩だ。

 当時、泥沼化していたベトナム戦争から米国民の目をそらすためといったものや、冷戦下でのソ連との宇宙開発競争で、技術開発で遅れをとっている事実を隠すためというもの。また、実際に月に行くよりもコストがかからず、危険も少ないからだという説もある。

 さらには、月に行くには地球を取り巻く放射線帯「ヴァン・アレン帯(Van Allen belts)」を通過する必要があるが、1969年当時はこの放射線帯は人体に悪影響を及ぼし危険とされており、よって月へ行くのはそもそも不可能だったとの説もある。

 こうした懐疑説に対し、カリフォルニア(California)州にある地球外生命体の探査活動を専門とする非営利団体SETISearch for Extraterrestrial Intelligence Institute)研究所は、今週のラジオ番組「Are We Alone」の中で、天文学者フィル・プレイト(Phil Plait)氏の反論を放送した。

 多くの否定論者はまず、アームストロング船長とエドウィン・オルドリン(Edwin Aldrin)宇宙飛行士が月面で撮影したという写真について、大気が希薄な月上空に星が映っていない点を指摘、月から撮影した写真であれば、地球で見るよりもより大きく、輝きも強い星が写っているはずだ主張する。

 これについてプレイト氏は、地球から夜空を撮影する場合でも、露出時間を調整しなければ星は写らないと指摘。アームストロング船長らが撮影を行ったのは太陽が出ている時間帯に行われており、露出補正はしていないはずで、2人のカメラのシャッター速度では地球、月面のいずれからでも、星を写すことは不可能だと説明した。

 しかし、否定論者はほかにも、空気のない月面でアームストロング船長が立てた星条旗が風になびいている点や、宇宙飛行士らの影の向きが不自然だと主張している。

 月面着陸否定論は数年来、鳴りをひそめていたが、米FOXテレビが2001年に放映した「Conspiracy Theory: Did We Land on the Moon?(陰謀説:月面着陸は現実にあったのか)」を機に、再び息を吹き返した。番組は、NASAを「へぼ映画製作会社」として描いている。

 米国が再び宇宙飛行士を月に送れば、否定論者もおとなしくなるかもしれないが、決して絶滅することはないだろうと、SETIの上級天文学者で「Are We Alone」プレゼンターのセス・ショースタック(Seth Shostak)氏はみている。

「再び月に宇宙飛行士を送って、証拠写真を撮影し、『ほら、アームストロング船長の足形が、ちゃんとあるじゃないか』と言ったところで、否定論者たちは『どうせ、その写真も偽物に決まってる』と反論するに違いない」。(c)AFP/Karin Zeitvogel

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