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科学と聞くと「男性」を連想する、世界的に見られるステレオタイプ

  • 2009年06月23日 13:51 発信地:ワシントンD.C./米国
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ドイツ・ベルリン(Berlin)の保育園で行われる理科の授業で、虫眼鏡をのぞく男の子たち(2007年10月22日撮影)。(c)AFP/MARCUS BRANDT

【6月23日 AFP】世界で50万人以上を対象に行った調査で、科学と聞いて「女性」ではなく「男性」を連想する人は70%にものぼったという結果が、22日発行の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)に発表された。

 この結果は科学と性別についての、――公言するのははばかられる、あるいはその存在自体が意識されていない――ステレオタイプな考え方を示している。

 米バージニア大学(University of Virginia)のチームは、34か国の男女50万人以上を対象に、「彼」「息子」「彼女」「娘」など性を特定した語を示し、「バイオロジー」といった理数系用語や「文学」といった文系用語の中から直感的にあてはまると思われるものを選んでもらった。

 すると、科学関連用語を女性語よりも男性語に結びつけた被験者は過半数にのぼった。また、科学用語を男性に結びつけた被験者の割合は男女間で大きな違いは認められなかった。

 また、こうしたステレオタイプが確立されている国ほど、8年生次における科学と数学の成績で男性が女性を上回っていることも明らかになった。

 調査を主導したブライアン・ノセック(Brian Nosek)準教授(心理学)は次のように分析する。「ある人の信念や行動が形成される上で、その人物が属する文化の影響は非常に大きなものがあります。科学と性別についての固定観念と理系科目の成績の男女差は、互いに強化し合う関係にあります。男性は科学的な分野で、女性は非科学的な分野で働いているといったパターンを見た人々の心の中には、科学的な分野には男性の方が向いているという偏見が生まれるのです」(c)AFP
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