【3月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は6日、同日打ち上げられた太陽系外で地球に似た惑星を探す探査機「ケプラー(Kepler)」が、予定していた軌道に乗ったと発表した。

 ケプラーはフロリダ(Florida)州ケープカナベラル(Cape Canaveral)空軍基地からデルタ2(Delta II)ロケットで、6日午後10時49分(日本時間7日午後零時49分)打ち上げられた。打ち上げから62分後、高度721キロに達したところでデルタ2から切り離された。

 ケプラーは3年半にわたり銀河系のはくちょう座とこと座の方向の天体10万個を観測する。

 NASAにとっては、恒星の周りを回る惑星のなかで、生命維持に不可欠な水が存在できる温度を持つ地球に似た天体を探索する最初のプロジェクトとなる。投入する予算は、6億ドル(約590億円)近くに上る。(c)AFP