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珍種トカゲの「ふん」を捨てられた英大学院生が落胆、7年間の努力が水泡に

  • 2009年02月07日 15:12 発信地:ロンドン/英国
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イギリス北西部チェスターの動物園で飼育されるコモドオオトカゲ(2006年12月20日撮影、資料写真)(c)AFP/ANDREW YATES

【2月7日 AFP】珍しい爬虫(はちゅう)類を研究する英国大学院生が7年がかりで集めた「ふん」が入った袋を大学側が誤って捨ててしまったことが発覚し、この大学院生は途方に暮れている。

 この大学院生はイングランド北部リーズ大学(Leeds University)のダニエル・バネット(Daniel Bennett )さん。バネットさんは博士号取得の課題としてブターントカゲ(butaan lizard、学名:Varanus olivaceus)という生物の研究を行っていた。これまでに生息地フィリピンでの現地調査で合計35キロのふんを収集したという。

 このほどフィリピンでの調査から帰国したバネットさんは、研究室に置いていたふんの入った袋が他のゴミと一緒に捨てられていることにがくぜんとしたという。袋には重要な試料であることを示す印はつけていなかった。

 タイムズ・ハイアー・エデュケーション(Times Higher Education)誌の取材にバネットさんは、「ほかの人にとってはただのトカゲのふんが入った袋だったかもしれないが、私にとっては7年間の苦労の結晶だった。世界最大級で非常に珍しいトカゲのふんを元密猟者のチームと共に熱帯雨林をはいずり回って探し求めたのだから」と語った。

「謎に満ちたあの生物のふんのコレクションとして世界最大のものだったかどうかは分からないが、食性を示す重要な試料だったことは間違いない。東南アジアの特定の生物の食性の試料として最も完全なものだった可能性もある」(バネットさん)

 ブターントカゲはコモドオオトカゲに近い種類だが非常に警戒心が強く、コモドオオトカゲで用いられる研究手法は通用しないという。

 大学側は、バネットさんに500ポンド(約6万8000円)の支払いを呈示するとともに再発防止に取り組むとしているが、バネットさんは納得しておらず法廷で争うつもりだとしている。(c)AFP

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