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火星の南半球に巨大な地下氷河、NASA探査機が発見

  • 2008年11月21日 10:49 発信地:ワシントンD.C./米国
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米航空宇宙局(NASA)提供、火星探査機(MRO)に搭載された広範囲カメラ(Context Camera)などのデータを組み合わせコンピューターで再現した、火星のヘラス盆地(Hellas Basin)東部の3つのクレーターの地中にあるとみられる氷の様子(2008年11月20日提供)。(c)AFP/NASA/JPL-CALTECH

【11月21日 AFP】火星の南半球にあるヘラス盆地(Hellas Basin)付近の地下に、巨大な氷河があることが、米航空宇宙局(NASA)の周回火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance OrbiterMRO)」の観測データからわかった。火星で生物が存在していた可能性を示す最新の痕跡で、21日の米科学誌「サイエンス(Science)」に発表される。

 MROが搭載する地中探知レーダーの調査で、岩や堆積物の層の下に、最大で800メートルほどの厚さをもつ大規模な地下氷河を多数発見した。研究者らによると、ある氷河はロサンゼルス(Los Angeles)市の3倍の大きさに相当するほどだという。

 研究を主導したテキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)の地球物理学者、ジョン・ホルト(John Holt)博士は、「すべてを合わせると、これらの氷河は極冠を除く火星上で最大の氷の貯蔵庫だと考えて間違いない。科学的価値だけでなく、将来の火星探査を支える水源となる可能性がある」と語った。

 ホルト氏を始めとする12人の研究チームは、これらの氷河は数百万年前の火星の氷河期にできた氷の残りではないかと推測。今回の発見で地球外生物の存在の可能性が強まったとしつつ、北半球にも同様の氷の塊が存在する可能性を指摘している。(c)AFP
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