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ほ乳類は危険を「におい」で察知、スイス大研究報告

  • 2008年08月22日 13:29 発信地:ジュネーブ/スイス
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実験用のマウス(2001年11月5日撮影)。(c)AFP/Mauricio LIMA

【8月22日 AFP】スイス・ローザンヌ大学(University of Lausanne)の研究チームは21日、ほ乳類はにおいを利用して危険を知らせ合えることが判明したと発表した。

 あるラットが発した警告フェロモンを混ぜた水の入ったビーカーが置かれた環境に別のラットを入れると、すぐに危険をかぎ取りビーカーから離れる。この警告フェロモンに反応しているのが、鼻孔入口にある300-500個の細胞からなるGruenebergと呼ばれる神経節だったのだ。

 この神経節は1973年に科学者Hans Grueneberg氏が発見したもの。人間にも備わっていることから、ローザンヌ大学の研究チームは、人間にも互いに危険をにおいで知らせ合う機能があるとみている。

 Grueneberg神経節の細胞は、細胞に含まれるカルシウムを利用して脳に危険を警告するという。研究チームが実験で、マウスにほかのフェロモンやにおいや母乳のにおいをかがせたところ、神経節の細胞内に含まれるカルシウムの濃度は上昇せず、細胞の活性化みられなかった。だが、警告フェロモンをかがせた場合だけ警告信号を発した。

 別の実験では、Grueneberg神経節を取り除いたマウスの反応を観察したが、隠したビスケットなど、ほかのにおいはかぎ分けたものの、警告フェロモンには反応しないことが分かった。

 このような警告信号を感知することによって、危険や捕食者から逃げるなどの行動を起こすのだと、研究チームは指摘している。

 生物のほかの種にも同様の機能があり、例えば昆虫は同種間で分子の信号を送り、互いに危険を知らせ合っているという。(c)AFP

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