グアテマラの首都グアテマラ市(Guatemala City)の西85キロにあるアカテナンゴ(Acatenango)火山近くで収穫されるコーヒー豆(2008年1月2日撮影)。(c)AFP/Orlando SIERRA
【7月28日 AFP】毎年世界で何十億ドル分もの穀物に損失を与えている寄生生物の遺伝情報を解読したと、27か所の研究所による国際共同チームが27日発表した。
この小生物は線虫類の「ネコブセンチュウ」で、植物に寄生すると根を節だらけに変形させる。
被害を受けている穀物は3000種以上で、特にコーヒー、綿、トマト、メロン、キュウリなどが被害を受けやすい。
この寄生生物の遺伝情報の解読により、より毒性が少なく洗練された農薬の開発や、そのほかこの小さな脅威を抑制するもっと環境に優しい方法に道が開ける、と科学者たちは期待する。
フランス国立農業研究所(National Institute for Agricultural Research、INRA)のPierre Abad氏が率いた遺伝子情報の分析は、科学専門誌「ネイチャー・バイオテクノロジー(Nature Biotechnology)」に掲載された。
解読は寄生種ではない近似種で、遺伝学者たちが好んで研究に使用する線虫「シノラブディス・エレガンス」の遺伝配列を基本にした。
ネコブセンチュウなど植物に寄生する線虫や回虫は、農業に年間当たり1000億ユーロ(約17兆円)の損失を与えており、またこの被害を削減するために使用される農薬が環境に与える負荷もますます大きくなっている。(c)AFP
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