米航空宇宙局(NASA)が提供した、火星表面の熱・電気の伝導に関する調査を行う米火星探査機「フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)」の画像(2008年7月14日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/University of Arizona/Texas A&M University
【7月17日 AFP】数百万年前の火星の南側には水が豊富に存在し、理論上は生物が育つことが可能な環境をつくりだすことができた――火星には水が豊富だったとする新たな研究結果が17日、英科学誌「ネイチャー(Nature)」で発表される。
米国ロードアイランド(Rhode Island)州にあるブラウン大学(Brown University)の研究者らは、米国の周回火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)」に搭載された機器を使って、岩と水との相互作用の跡を保存する粘土状の鉱物、フィロケイ酸塩の痕跡を探していた。
フィロケイ酸塩は、火星の南側の高原地帯の渓谷や砂丘、クレーターなど数千か所から発見された。これは、火星の最も初期の地質時代、46億-38億年前に水の移動が活発だったことを示しているという。
一方、豊富にあったとされる水に何が起きたのかについては、依然として明らかになっていない。有力な学説によると、火星は以前は厚い大気で覆われていたが、ある時それが薄くなり水が蒸発してしまったとされている。そして、現在、残っているのはほぼ二酸化炭素で構成される薄い大気のみだという。(c)AFP
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