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米ゲノム研究、鳥類進化の通説を覆す 教科書の変更も必要か

  • 2008年06月27日 16:29 発信地:ワシントンD.C/米国
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ケニヤのナクル(Nakuru)湖で魚を食べるコフラミンゴ(2008年5月11日撮影)。(c)AFP/SIMON MAINA

【6月27日 AFP】鳥の進化について、これまで科学的真実とされてきた通説を覆す研究結果が26日、明らかになった。米研究チームによる5年にわたる鳥類のゲノム解析で分かったもので、教科書の修正も必要になるとみられる。研究は27日の米科学雑誌サイエンス(Science)で発表される。

 研究チームを率いる米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)にあるフィールド博物館(The Field Museum)のSushma Reddy研究員によると、「重大な発見」は2つ。

「1つは、外見での判断は難しいということ。見た目や行動が似ている鳥に必ずしも種としての関連性があるとは限らない。2つめ目は、現在当然と思われている鳥類の分類や進化に関する認識の大半が誤りだったということだ」(Reddy氏)

 この研究プロジェクト「The Early Bird Assembling the Tree-of-Life Research Project」では、世界19か所、169種類の鳥から採取したDNAデータを解析し、現存する鳥類の主なグループの進化を調査した。鳥類のゲノム解析では史上最大規模となったこの研究の結果は、広範囲にわたって影響を及ぼすとみられ、数十種の鳥の名前を変更する必要も出てくるという。

 研究では、鳥類が常に新しい環境に適応してきたことも明らかになった。例えば、フラミンゴとカイツブリの祖先は水鳥ではなく、カッコウの祖先も陸に住んでいた鳥ではないという。

 そのほか、昼に活動するハチドリが夜行性のヨタカから進化したことや、ハヤブサはタカやワシとの間に進化的関連はなく、速く飛ぶ海鳥はペリカンなどの水鳥とは関連性がないことなどが明らかになった。(c)AFP
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