【6月13日 AFP】ペット用ロボットの開発が進む韓国で、人間とのコミュニケーションが可能なペンギンのロボット「ポミ(Pomi)」が公開された。英字紙コリア・タイムズ(Korea Times)が13日、報じた。

 政府機関の韓国電子通信研究院(Electronics and Telecommunications Research InstituteETRI)の研究者らが商用として開発したもので、ロボット名の「ポミ」は「Penguin Robot for Multimodal Interaction(マルチモーダルな交流のためのペンギンロボット)」の頭文字をとったもの。

 視覚、聴覚、触覚を有する「ポミ」は、各種センサーによりユーザーの位置を認識し、内蔵された音声認識システムでユーザーの声に応答する。また、唇や眉、瞳を自在に動かして人間のように様々な表情をつくる。

 このほか、ユーザーが「ポミ」に触れると、胸部に設けられた「ハートボックス」に「ポミ」の感情が鼓動で示される。また感情に応じて2種類の香りを発することもできるという。 

 ETRIでは「ポミ」に搭載された感情表現ソフトウエアを7月末までに発売するという。(c)AFP