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競馬や株の予測外れは脳が原因?スイス研究報告

  • 2008年03月26日 14:44 発信地:ジュネーブ/スイス
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2001年2月4日、中国・香港(Hong Kong)でラジオを聞きながら競馬新聞を読む男性。(c)AFP/Rob ELLIOTT

【3月26日 AFP】なぜ、賭けた馬は決して勝たず、買った株は即刻下がるのか。これは運が悪いのではなく、脳に働きに原因があるとする研究結果が今月、スイスの研究者らによって発表された。

 スイス連邦工科大学ローザンヌ校(Federal Polytechnic UniversityEPFL)の研究チームは、人がリスクを過小評価するときに活発になる脳の領域を特定したという。

 脳機能イメージングによって、常にリスクが変化し続ける単純なギャンブル課題(ギャンブルを模した意思決定課題)を遂行している人の脳の活性を測定したところ、「前島」と呼ばれる脳の領域の初期の活性が、リスク予測の間違いと関連していたことが分かった。

 EPFLのPeter Bossaerts教授はAFPに対し、「これまで脳のどの領域でどのようにリスクが判断されているかは分かっていなかった」と指摘する。

「前島」は感情の統合、処理もつかさどることから、どのように人がギャンブルにはまるのか、なぜ株式トレーダーが相場の展開を読み違えるのか、という疑問が解明できる可能性も広がっている。今後は、ギャンブル中毒者やプロのトレーダーを被験者にして研究を進めるという。

 銀行大手ソシエテ・ジェネラル(Societe Generale、ソジェン)のトレーダーが不正取引で同行に49億ユーロ(約7600億円)の巨額損失をもたらした事件以降、トレーダーの行動動機の要因解明が注目されている。

 この事件で背任、文書偽造などの容疑で拘束されていた同行元トレーダー、ジェローム・ケルビエル(Jerome Kerviel)容疑者に対して、精神鑑定の実施が要請されたという。

 Bossaerts教授は、過去の失敗から学ぶことが今後の研究の主要分野だとする一方、研究が実を結ぶかは別問題で「賭」はまだ始まっていない、と語る。(c)AFP

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