台湾の首都、台北(Taipei)にある国立台湾師範大学(National Taiwan Normal University )で、実験用のゴキブリを手に乗せる教授(2007年3月13日撮影)。(c)AFP/Sam YEH
【11月16日 AFP】ゴキブリの群れの中にゴキブリと同じ大きさのロボットを投入することで、群れ全体の集団行動に変化を生じさせられることが明らかになった。ベルギーの研究チームが、16日の米科学誌「サイエンス(Science)」に研究結果を発表した。
研究を主導したブリュッセル自由大学(Universite Libre de Bruxelles)のJose Halloy研究員らは、「このような集団統制行動は、昆虫や脊椎動物などさまざまな生物の群れで見られる。今回の研究によって、自律型ロボットにもそれが可能だと分かった」としている。
研究チームは、ゴキブリと姿は異なるが大きさの同じロボット数台にゴキブリの表皮に似たコーティングを施し、これを本物のゴキブリの群れに交ぜた。すると、群れの中では少数派のロボットが、多数派の本物のゴキブリとともに、逃げ込む場所を決定したという。
この実験結果から、群れの集団意思決定プロセスをロボットが制御し、「不適切な場所へ」誘導できることが分かった。本物のゴキブリだけの場合には、不適切な場所を逃げ場として決定することはなかった。
Halloy研究員らは、自律型ロボットを使って、群れで生活する生物の行動パターンを制御する研究が可能だと見込んでいる。(c)AFP
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