【11月9日 AFP】小型で肉食のマニラプトル形類の恐竜は、ペンギンのような効率のよいの呼吸器系を持っていたとの研究結果が、7日に発表された。

 英マンチェスター大学(University of Manchester)の古生物学者Jonathan Codd博士率いる研究チームは、マニラプトル形類の恐竜、および始祖鳥を含む絶滅した鳥類の化石をもとに調査を実施。その結果、これらに現代の鳥類と同様な鉤状突起があったことが確認されたという。

 この鉤状突起は、呼吸する際に肋骨と胸骨を動かすレバーの役割を持つ小さな骨で、この骨が長いほど酸素を素早く供給できる呼吸器系となる。潜水鳥類の場合、この骨は飛行する鳥より長い。

 Codd教授は、調査した恐竜の鉤状突起も潜水鳥類に似た長いものだったことから、「ヴェロキラプトル(Velociraptor)などの走行する恐竜は、獲物を追う際に素早く酸素を供給できる効率のよい呼吸器系を持っていた」と結論づけている。

 また、この研究結果は、以前から指摘されていた「鳥は恐竜から進化した」という説を裏付けているとも、主張している。

 Codd教授の研究論文は、生物学誌Proceedings of the Royal Society Bに掲載される。(c)AFP