【10月5日 AFP】米ヤフー(Yahoo)は4日、インターネットオークションサイト大手の米イーベイ(eBay)と共同で、偽のメールで個人情報を盗み出す「フィッシング詐欺」対策に乗り出すと発表した。イーベイや同社のオンライン決済サービス「ペイパル(PayPal)」を装う偽のメールにより、暗証番号やクレジットカード番号を盗み取る詐欺の防止を図る。

 ヤフーとイーベイ、ペイパルは、利用者に送信される前に実際に同社から送れたメールかどうか確認できる「DomainKeys Identified Mail」技術を導入。この技術によってメールが送信されたドメインが確認でき、詐欺メールの発信元が明らかになるという。この強化対策は、今後数週間で段階的に導入される。

 ペイパルの保安責任者は「フィッシング詐欺などに対する特効薬はないが、今回の発表は素晴らしいニュースだ」と語った。(c)AFP