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英国の物理学者、「物体の空中浮遊は可能」とする論文を発表

  • 2007年08月08日 10:42 発信地:ロンドン/英国
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フランス南部マルセイユ(Marseille)で、空中浮遊のパフォーマンスを行うドイツ人アーティストのJohan Lorbeerさん。(2007年6月1日撮影)(c)AFP/Boris Horvat

  • 英国の物理学者、「物体の空中浮遊は可能」とする論文を発表

【8月8日 AFP】英国の物理学者らが、超小型物体を空中浮遊させる画期的な方法を発見したとする論文を『New Journal of Physics』8月号に発表した。

 セントアンドリューズ大学(University of St Andrews)のUlf Leonhardt教授とThomas Philbin博士は、「カシミール効果」を操ることにより、「信じがたいほどの浮遊効果」を生み出すことができるとの研究結果を発表している。

 カシミール効果とは、2つの金属板をナノレベルまでに近ずけると物体間にはたらく引力のこと。一方、ナノの世界ではこれが「摩擦」の原因にもなる。

 Leonhardt教授によると、カシミール効果を「引き合う力」から「反発する力」に変えることで、超小型機械またはナノマシンを「摩擦をゼロ程度に抑えてスムーズに動かすことができ、この時にマシンの一部が浮遊する可能性がある」という。

 ただし、空中浮遊の実験は、技術的な問題から現時点では超小型物体にのみ可能だ。従って、「人間の空中浮遊」が実現するのは「かなり先のこと」とだいう。「人間の空中浮遊は、漫画、おとぎ話、超常現象の世界にとどまっています」

 また、この「浮遊の理論」を応用すれば、例えば車のエアバッグからコンピューターチップまで、日常的に使用する装置の性能を向上することが可能だという。(c)AFP

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