【9月24日 AFP】米アップル（Apple）は23日、同社のスマートフォン（多機能携帯電話）「iPhone（アイフォーン）」シリーズの最新モデル2種の売り上げが、発売後3日間で900万台を超え、同シリーズの最高記録を樹立したと発表した。

 専門家たちからは、アップルがスマートフォン市場での主導権を失いつつあり、これまで同社が発揮してきた創造性にも陰りが見えるとの意見が出ていたが、同社が今回発表した数字は、そんな懐疑的な見方を否定するものにも思える。
 アップルによれば、新機種は需要が供給を上回っており、今後一部の購入希望者は商品の納入を待たなければならない状況だという。同社のティム・クック（Tim Cook）最高経営責任者（CEO）は声明で、「新型iPhoneへの需要は信じがたいほど高い。iPhone 5sは初期供給量が全て出払ってしまったが、販売店には現在も定期的に商品が届いている」と述べている。

 アップルは、同シリーズの最新モデル「iPhone 5S」と廉価版「iPhone 5C」の販売を20日から世界各国で開始し、オーストラリアや日本、東京、パリ（Paris）やニューヨーク（New York）などで熱心なファン達の行列ができるなど、世界の注目を集めていた。(c)AFP/Sophie ESTIENNE