【8月20日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は19日、米アップル(Apple)が台湾のサプライヤーに、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の次世代モデル2機種の出荷を来月開始するよう依頼した、と報じた。うち1機種は低価格モデルだとされている。

 同紙が匿名の情報源の話として報じたところによると、中国に生産拠点を持つ電子機器メーカー、富士康科技集団(フォックスコン、Foxconn)の親会社である台湾の鴻海精密工業(Hon Hai Precision Industry)が、従来型iPhoneのアップグレードモデルと、機能を絞った廉価版モデルを準備しているという。

 同紙と同じ会社の傘下のニュースサイト「AllThingsD」は先週、アップルが9月10日のイベントで新型スマートフォンを発表し、携帯電話市場での巻き返しを図ると報じていた。アップル広報はこの報道に関するコメントを拒否している。(c)AFP