【3月21日 AFP】英オックスフォード大学(Oxford University)で、学生約30人が図書館で行ったインターネット発祥の集団ダンス「ハーレム・シェイク(Harlem Shake)」を止められなかった責任を問われた司書が解雇され、学生側が抗議する事態となっている。

 解雇されたのは同大学セント・ヒルダ・カレッジ(St Hilda's College)大学院生のカリプソ・ナッシュ(Calypso Nash)さん。学生たちは「動画撮影時に居合わせただけで、撮影とは無関係」と、解雇が不当であると主張し、ナッシュさんの復職を訴えている。

 先月行われたダンスを撮影した映像は動画投稿サイトのユーチューブ(YouTube)で公開され、再生回数は5000回を上回っていたというが、すでに削除されている。世界各地で撮影され続けている他のハーレム・シェイク動画と同様の内容で、図書館の一室でヘルメットをかぶった男性が踊り出し、その後、それまで静かに勉強していた学生全員が踊り狂うシーンに変わる。登場する学生の数人も罰金を科せられたという。

「ハーレム・シェイク」をめぐっては、オーストラリアでも勤務中に動画を撮影した金鉱労働者が今月に解雇されている。(c)AFP