【1月19日 AFP】米グーグル(Google)が提供する地図サービスの機能「ストリートビュー(Street View)」の撮影チームによってロバがひき逃げされたとの疑惑が浮上していることについて、同社は16日、撮影中に動物に危害が及んだことはないと述べ、疑惑を否定した。

 疑惑の発端となったのはボツワナで撮影されたストリートビュー写真で、舗装されていない道路脇にロバが横たわり、まるでグーグルの撮影用自動車がロバをひき逃げしたかのように見えることが話題になっていた。

 同社の地図サービス「グーグルマップ(Google Maps)」の担当者、河合敬一(Kei Kawai)氏はブログ投稿で、車が近づいたときロバは単に土の上で体を回転させていただけだと説明。「各方向の映像を360度の眺めにする方法上、一部の人の目には、当社の車がこのおとなしい動物をひいた後、路上に放置するという不適切な事故を起こしたかのように見えたかもしれません。しかし、幸いなことにロバは元気です」と述べた。

 ブログに投稿された一連の画像からは、グーグルの車が近づくにつれてロバが立ち上がり、道路脇に歩いていく様子が分かる。その後ロバは、何か探るような面持ちで去っていく車を見送っている。(c)AFP