【7月19日 AFP】米グーグル(Google)傘下の動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」は18日、公開する動画に映った人物の顔が判別できないようにする「顔ぼかし機能」を追加したと発表した。世界のニュースを提供し人権問題を告発する市民投稿動画の重要性が増す中で、「視覚上の匿名性」を確保することによって「黙っていた人々がもっと声を上げられるように」支援するツールだと、ユーチューブ政策担当のアマンダ・コンウェイ(Amanda Conway)氏は説明している。

 動画の投稿者は、編集画面に追加されたボタンをクリックすれば、動画に映った人物の顔を特定できないようにできる。加工後の状態はプレビュー画面で確認できる。

 新機能追加の背景には、大きなニュース源となる動画がユーチューブに投稿される例が急増していることがある。16日の米非営利調査機関ピュー・リサーチ・センター(Pew Research Center)の報告によると、これまでペットや子どもの素人動画を中心に人気を伸ばしてきたユーチューブで最近、急速にニュース動画の需要が高まっているという。(c)AFP