【1月27日 AFP】インドの都市部に住む若者たちは「ソーシャルメディア疲れ」を起こしており、フェイスブック(Facebook)などのアカウントを削除した人も多いとする調査結果が、24日発表された。

 調査はインド商工会議所連合(ASSOCHAM)が委託したもので、「若者は、ソーシャルメディアは退屈でややこしく、ストレスがたまる上に時間も食う、という印象を持ち始めている。若者はソーシャルメディアに疲れ始めており、フェイスブックやグーグルプラス(Google+)、ツイッター(Twitter)へのログイン回数は減る傾向にある」と総括している。

 調査は、国内10都市の12~25歳の若者2000人を対象に、聞き取り方式で行われた。全体の約55%が「ソーシャルメディアへの熱は冷め、使う時間も意識的に減らしている」と回答し、さらにその半数以上は、アカウントやプロフィールも削除したと答えた。また、大半の若者が、「当初はアカウントをたくさん作成したが、今は1つのサイトに専念したい」と回答した。

 ニューデリー(New Delhi)では調査に応じた200人近くのうち約60%が、「ソーシャルネットワークの無意味でコンスタントなアップデートは退屈。見るのもいや」と回答した。まるで義務であるかのようにソーシャルネットワークをしたことが原因で、不眠症やうつ病になったり、人間関係が希薄になったという回答も多かった。

 また、全体的に見て、ソーシャルネットワークの代わりに、友人とのチャットが楽しめるブラックベリーメッセンジャー(Blackberry Messenger)やグーグルトーク(Google Talk)などのモバイルアプリケーションを使用しているという回答が多かった。(c)AFP