【8月3日 AFP】6月末にソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)市場に参入した米インターネット大手グーグル(Google)の新SNS「グーグルプラス(Google+)」が、SNS大手フェイスブック(Facebook)やマイスペース(MySpace)、マイクロブログのツイッター(Twitter)などの開設当時を上回る急成長ぶりを見せている。

 米調査会社コムスコア(comScore)のアンドリュー・リップマン(Andrew Lipsman)副社長によると、6月28日にサービスを開始したグーグルプラスの7月24日までのユニークビジター数(重複をカウントしない訪問者数)は2500万人だった。

 ただ、世界に7億5000万人超のユーザーを抱えるフェイスブックを脅かす存在になるかどうかについては、まだ不確定要素が多いという。「フェイスブックに対抗できるようになるのは、まだかなり先の話だ。グーグルプラスの成長スピードは確かに、これまでのSNSの中で最速かもしれないが、スピードがベストだとは限らない。成長が遅いほうが、長期的利益をもたらす強力なネットワークの構築につながることもある」(リップマン氏)

 コムスコアによると、グーグルプラスの現在の登録ユーザーの大半は米国内ユーザーで640万人、次いでインドが360万人、カナダと英国が各110万人、ドイツが92万人となっている。(c)AFP/Chris Lefkow