【9月2日 AFP】米新聞大手ワシントン・ポスト(Washington Post)は前月31日、実験と称してマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」で偽の情報を流したコラムニストに対し、1か月の停職処分を科した。

 停職処分となったのは、同紙でスポーツコラムを担当するマイク・ワイズ(Mike Wise)氏。ワイズ氏は同30日、自身のツイッター・アカウント「@MikeWiseguy」で、全米プロアメリカンフットボール・リーグ(NFL)、ピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)のQB(クオーターバック)ベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)選手について、「5試合の出場停止処分となった」と報じた。

 ロスリスバーガー選手は、シーズンオフ中にナイトクラブで不祥事を起こし、処分が下されることになっていたが、実際には処分はまだ決定していない。

 偽情報をでっちあげたことについて、ワイズ氏は「ツイッターを通じて、どこまで情報が広がるかを調べるつもりだった。だが、わたしはジャーナリズム界のオンブズマンではない。とんでもない間違いだった」と釈明。「わたし自身が犯した軽率で最低な行為に対し、今、当然の代償を払っている。このようなことは二度としないと約束する」と反省の弁を口にしているという。(c)AFP