【8月30日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)の共同創業者、ポール・アレン(Paul Allen)氏の米インターバル・ライセンシング(Interval Licensing、シアトル)が27日、同社の特許を侵害したとして、米国のIT大手、アップル(Apple)やフェースブック(Facebook)、グーグル(Google)、ユーチューブ(YouTube)、ヤフー(Yahoo!)、AOLeBayなど11社を相手取り、米裁判所に訴訟を起こした。

 インターバル社によると、11社は1990年代にインターバル社が開発したウェブの基礎技術の特許を侵害した。11社にはオンラインソフトレンタルのネットフリックス(Netflix)や、小売りチェーンのOffice DepotOfficeMaxStaplesなどが含まれる。対象の特許は、ウェブブラウザー上で利用者の関心のあるアイテムを通知する機能などで、インターバル社が独自開発したものだという。

 フェースブックはAFPの取材に「訴訟は価値が一切なく、われわれは精力的に立ち向かう」と述べた。また、グーグルもAFPに「米国の最も革新的な企業群を相手取った訴訟は、市場の代わりに法廷で競争しようという残念なトレンドを反映したものだ」と批判した。(c)AFP