【6月17日 AFP】ソニー(Sony)は15日、家庭用ゲーム機「プレイステーション3(PlayStation 3)」専用のモーションコントローラー「ムーブ(Move)」を、米国で9月19日に発売すると発表した。

 競合するマイクロソフト(MicrosoftMS)は家庭用ゲーム機「Xbox 360」用のモーションセンサーコントローラー「キネクト(Kinect)」を11月4日に発売すると発表しており、モーション検知コントローラを採用するゲーム機の競争が見込まれるクリスマス商戦で先手を打つ。

「ムーブ」は大ヒットした任天堂(Nintendo)の家庭用ビデオゲーム機「Wii」の追い上げを狙ってソニーが開発した。明るい色の球体が端に付いた懐中電灯のような形態で、プレーヤーがこれを持って振ったり、突いたりといった動作を感知する。

 ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)のピーター・ディル(Peter Dille)上級副社長は、同日開幕した米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)で開幕したゲーム見本市「エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(Electronic Entertainment ExpoE3)」で行った発表で、「プレイステーション・ムーブは熱中型のプレーヤーと、気楽に楽しもうというプレーヤーの両方が使えるデバイスだと考える」と述べた。

 北米での価格は「ムーブ」が49.99ドル、「ムーブ」の操作を補完するナビゲーション・コントローラーが29.99ドルとなる。またモーションコントローラーとUSBカメラ、ムーブ専用ソフトウエアをセットにして99.99ドルで、さらにPS3コンソールを加えて399.99ドルのセットも発売する。(c)AFP/Glenn Chapman