紫禁城を自転車で疾走、体感できるエアロバイク「スマート・ヘルス・アシスタント」 CeBIT
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【3月4日 AFP】1人の男性が、北京(Beijing)の紫禁城(Forbidden City)の中を、額に汗を浮かべながら自転車を走らせている。競争相手にしつこく追いかけられるが、振り切ることができない。
実は、男性が乗っているのはドイツ・ハノーバー(Hanover)で開催中の世界最大の情報技術見本市「CeBIT」の会場に置かれたエアロバイク。目の前の壁には3Dの地図「グーグル・アース(Google Earth)」が大画面で表示され、北京を走る男性の走行コースが示されている。
自転車レースが終わると、男性はひとりシドニー(Sydney)名物ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)をのんびりと自転車で渡る。左手には、オペラハウス(Opera House)が陽光を受けて白く輝いている。
「スマート・ヘルス・アシスタント(Smart Health Assistant)」と名づけられたこのバイクの開発に携わっているベルリン工科大(Technical University of Berlin)のパウル・ゼルニケ(Paul Zernicke)氏によると、このバイクに乗れば世界中どの道路も走ることができるという。
「昨日は、ロシア人の撮影班をモスクワ(Moscow)の赤の広場(Red Square)に、エジプト人の来場者を大ピラミッド(Great Pyramids)にお連れしたんですよ」(ゼルニック氏)
エアロバイクには、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)の第1ステージもプログラムされている。フィットネス愛好者にとってはおなじみの機能である心拍数、カロリー消費量、走行距離の表示などがすべて備えられている。
同じ場所を前回走ったときの記録を再現して自分自身と「競争」することで、進歩の度合いを確認することも可能だ。例えば、東京(Tokyo)とワシントンD.C.(Washington D.C.)にいるサイクリストが、パリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りを競争することもできるという。
バイクはまだ試作品の段階だ。だがこの技術はマラソンランナー向けトラッドミルへの応用が可能で、数年内に最寄のジムの呼び物になるかもしれない。(c)AFP
実は、男性が乗っているのはドイツ・ハノーバー(Hanover)で開催中の世界最大の情報技術見本市「CeBIT」の会場に置かれたエアロバイク。目の前の壁には3Dの地図「グーグル・アース(Google Earth)」が大画面で表示され、北京を走る男性の走行コースが示されている。
自転車レースが終わると、男性はひとりシドニー(Sydney)名物ハーバーブリッジ(Harbour Bridge)をのんびりと自転車で渡る。左手には、オペラハウス(Opera House)が陽光を受けて白く輝いている。
「スマート・ヘルス・アシスタント(Smart Health Assistant)」と名づけられたこのバイクの開発に携わっているベルリン工科大(Technical University of Berlin)のパウル・ゼルニケ(Paul Zernicke)氏によると、このバイクに乗れば世界中どの道路も走ることができるという。
「昨日は、ロシア人の撮影班をモスクワ(Moscow)の赤の広場(Red Square)に、エジプト人の来場者を大ピラミッド(Great Pyramids)にお連れしたんですよ」(ゼルニック氏)
エアロバイクには、世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランス(Tour de France)の第1ステージもプログラムされている。フィットネス愛好者にとってはおなじみの機能である心拍数、カロリー消費量、走行距離の表示などがすべて備えられている。
同じ場所を前回走ったときの記録を再現して自分自身と「競争」することで、進歩の度合いを確認することも可能だ。例えば、東京(Tokyo)とワシントンD.C.(Washington D.C.)にいるサイクリストが、パリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りを競争することもできるという。
バイクはまだ試作品の段階だ。だがこの技術はマラソンランナー向けトラッドミルへの応用が可能で、数年内に最寄のジムの呼び物になるかもしれない。(c)AFP