【2月16日 AFP】見知らぬ世界の人々とインターネットでチャットする大流行サイト「チャットルーレット(Chatroulette)」の創作者は、ロシアの高校生だったと、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じた。

「チャットルーレット」は無作為に選び出された世界各地のユーザーとウェブ画像を通じてチャットが楽しめるサイト。ニューヨーク・タイムズ紙によると、モスクワ(Moscow)に住むアンドレイ・テルノフスキー(Andrey Ternovskiy)くん(17)が作成した、最近になって爆発的にユーザーを増やしている今、最も熱いサイトだ。

 同紙が前週末、テルノフスキーくんにEメールで取材したところ、ユニオン・スクエア・ベンチャーズ(Union Square Ventures)などの創設者として有名なベンチャー投資家フレッド・ウィルソン(Fred Wilson)氏から接触があったことを明かした。ウィルソン氏も自身のブログで前週末、「アンドレイをニューヨークに招くつもりだ」と書いている。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、テルノフスキーくんが「チャットルーレット」を作ったのは面白半分で、友人同士でのチャットに飽きてしまったからだという。「自分や友達のために、知らない人たちともチャットできるちょっとしたサイトをつくろうと思った」

 サイトのプログラムは全て自分で書き、サーバー費用は親族が負担してくれているという。現在、最もユーザーが多いのは米国だ。

 テルノフスキーくんによると、「ある人はゲーム感覚、ある人は未知の世界と思っている。出会い系サイトとして利用するユーザーもいる」など、楽しみ方は人それぞれだという。「こんなシンプルな仕組みが、こんなに大勢の人の役にたつなんていかしてると思うよ」

 2009年11月に立ち上げられた「チャットルーレット」は現在、1晩で2万人のアクセスがあるとニューヨーク・タイムズ紙は報じている。(c)AFP


【参考】チャットルーレット(英語)