【2月10日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は9日、無料ウェブメールサービス「Gmail」にソーシャルネットワーキングサービス(SNS)機能を付加した「Google Buzz」を発表した。グーグルはこの機能で、SNS分野での「フェースブック(Facebook)」やマイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」などの優位を崩したい構えだ。

 Google Buzzでは、友人がオンラインで行っていることについて最新情報を得ることができるほか、動画や画像などを共有することができるという。

 米カリフォルニア(California)州シリコンバレー(Silicon Valley)の調査会社エンダール・グループ(Enderle Group)のITアナリスト、ロブ・エンダール(Rob Enderle)氏は、「Google Buzzは、ツイッターのようなショートメッセージサイトの必要性をなくしてしまう可能性がある」と指摘する。

 ツイッターは、140文字の「ツイート(つぶやき)」でさまざまな考えや意見を共有できるとして、世界的人気を博しているが、Google Buzzは、ツイッターに寄せられたツイートをGmail内に取り込むことができるため、ツイッターのウェブサイトに行く手間が不要になるという。

 Google Buzzは、スマートフォンでも利用可能で、ユーザーはリアルタイムで投稿、閲覧することができる。また、スマートフォンの位置情報機能を使って、近くのユーザーの「つぶやき(バズ)」も分かるようになっている。(c)AFP/Glenn Chapman