【1月25日 AFP】カトリックの司祭たちも今後はインターネットを「賢く」使いこなすように――。ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI、82)は24日、「世界広報の日(World Communications Day)」にあたってこのような説教を行った。

 法王は、「現代的なコミュニケーション手段によってもたらされるユニークな可能性を賢く利用しなさい」と語った。

「キリストの教えは、サイバー空間を構成するあらゆる『通信網』が交わるたくさんの交差点を横断し、いつの世にも、もちろん現代においても、神は正しい場所におられることを明らかにするだろう」

「司祭たちも今や新たな時代の戸口に立っている」

 法王はデジタル・コミュニケーションは「ほとんど限界のない表現の可能性」があるとし、技術の発達によって司祭たちが「より集中し、より効果的に、より説得力のある存在となるよう努力する必要が出てきた」と述べた。(c)AFP