【1月8日 AFP】米フォード(Ford Motor)は7日、ドライバーが運転しながらツイッター(Twitter)の「つぶやき」を聞いたり、インターネット上の音楽やニュースメディアを楽しむことができる車載マルチメディアシステム「SYNC」の新機能を、ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開催中の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics Show)」で発表した。音声やタッチパネルで操作する。

 SYNCは、フォードが米マイクロソフト(MicrosoftMS)と共同開発した車載システム。音声認識技術を利用し、運転中のドライバーが注意をできる限りそらさずに携帯デジタル音楽プレーヤーや携帯電話を使用したり、交通情報や健康情報を入手できる。

 新機能は、ブルートゥース(Bluetooth)接続が可能な携帯電話を使うことで、ツイッターやインターネット音楽サービスのパンドラ(Pandora)、ニュースなどを配信するインターネットラジオサービスのスティッチャー(Stitcher)にアクセスできる。

 気になる安全面については、「家族とチャットをしたり、RSS配信を聞いたり、iPodをスキャンしたり、ディナーの予約をしたり、その間も目は進路を見つめ、手はハンドルから離さずに済む」とフォード側は説明している。

 フォードは将来的にSYNCにグーグル(Google)のデバイスやサービスを導入する意向で、同社とすでに積極的に話し合いに入ったこと、オンライン地図のマップクエスト(MapQuest)とはすでに技術提携を結んたことも明らかにした。(c)AFP/Chris Lefkow