【10月29日 AFP】米グーグル(Google)は28日、携帯電話向け無料GPSナビゲーションシステム「Google Maps Navigation」を発表した。グーグルが、GPSナビ製造メーカーに挑戦する形となる。
 
 米携帯電話最大手ベライゾン・ワイヤレス(Verizon Wireless)と米携帯端末大手モトローラ(Motorola)は、グーグルの携帯端末向け次世代基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)2.0」を搭載した多機能携帯電話「ドロイド(Droid)」を来週、米国で発売すると発表した。Google Maps Navigationはアンドロイド2.0を搭載した多機能携帯電話のみで使用可能で、ドロイドがGoogle Maps Navigationを利用できる初の携帯端末となる。

 ドロイドの販売予定価格は200ドル(約1万8000円)。米アップル(Apple)のiPhone(アイフォーン)やカナダの携帯情報端末大手リサーチ・イン・モーション(Research In MotionRIM)のブラックベリー(BlackBerry)といった多機能携帯電話に対抗する端末として話題を呼んでいる。

 Google Maps Navigationは従来のGPSナビの多くが備えている3Dマップや曲がり角ごとの音声案内を利用できるほか、インターネット接続、英語での音声入力、最新の交通情報提供などの機能が特徴だ。また、例えばガソリンスタンドや飲食店までの行き方を検索することもできるという。(c)AFP/Chris Lefkow