【10月28日 AFP】米ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のフェースブック(Facebook)のユーザーが亡くなった場合、そのアカウントを故人が生きたあかしとして残せるサービスがある。

「誰かがわれわれの元を去っても、われわれの記憶やソーシャルネットワークから去ることはない」。フェースブックのセキュリティー担当者マックス・ケリー(Max Kelly)氏は26日、このように自身のブログに書き込んだ。「この現実に対応するため、私たちは亡くなった人の思い出を保存し、共有できる場所としてアカウントを残すというアイディアを実装した」

 亡くなった人のアカウントは家族や友人など限られたメンバーだけが閲覧できる。メッセージを書き込むことはできるが、友だち紹介や検索結果には表示されず、連絡先やステータスなどの個人情報は削除される。プロファイルが変更されないよう、亡くなった人のアカウントでログインすることはできない。

 このサービスを利用するには、亡くなった人の家族や友人が死亡記事や死亡証明書などの書類を添えて申請することが必要だという。このサービスは以前からあったが、今週、改めて告知された。(c)AFP