【9月30日 AFP】ソニー(Sony)は29日、自費出版書籍を扱う2社と提携し、個人や小規模な出版社の書籍をソニーのオンラインブックストア「eBook Store」で販売する方針を発表した。

 ソニーと提携したのはオーサー・ソリューションズ(Author Solutions)とスマッシュワーズ(Smashwords)の2社。個人や小規模な出版社のタイトルを10日程度で電子出版し、ソニーの電子書籍リーダーで読めるようにする。

 年間2万冊以上の新書を出版するオーサー・ソリューションズは、著者にとって書籍の電子化は不可欠だと指摘する。

 スマッシュワーズによると、著者や出版社は原稿をマイクロソフト(Microsoft)のワード(Word)文書として提出し、価格を設定するだけでよいという。電子書籍への変換や配信は同社が担当する。

 電気書籍リーダー市場でトップを走るアマゾン(Amazon)はすでに、同社の電子書籍リーダー「キンドル(Kindle)」向けに類似のサービスを提供している。(c)AFP