【4月11日 AFP】米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)のブログサイト「All Things Digital」は10日、米ソフトウェア大手マイクロソフト(MicrosoftMS)と米インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)が前週、ネット検索広告事業での提携をめぐる協議に入ったと報じた。

 同ブログサイトで「BoomTown」と題したブログを発表しているKara Swisher氏が、関係情報筋の話として伝えたところによると、ヤフーのキャロル・バーツ(Carol Bartz)最高経営責任者(CEO)とMSのスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)CEOが、両社にとって将来どのような提携が可能かを焦点に、初期段階の協議を行ったという。
 
 また、ヤフーに近い情報筋によれば、協議ではMSがヤフー買収を再提案したわけではなく、提携が実現しない可能性もあるとしている。
 
 MSは前年、米インターネット検索大手グーグル(Google)に対抗するため、ヤフーに対して総額446億ドル(約4兆7500億円)の買収を提案したがヤフーは受け入れず、MSは買収を断念している。(c)AFP