【1月9日 AFP】米携帯情報端末(PDA)大手パーム(Palm)は8日、米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)で開幕した世界最大級の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(Consumer Electronics ShowCES)」で、タッチスクリーン多機能携帯電話(スマートフォン)の新製品「Palm Pre」を発表した。
 
「Palm Pre」は同社独自の新基本ソフト「WebOS」を採用。デスクトップPCと同じように自由自在にアプリケーション間を移動でき、同時に複数のアプリケーションを開くこともできる。

 キーボードは、競合するアップル(Apple)の携帯電話端末iPhoneと同様のタッチスクリーンに加え、スライド式のQWERTYキーボードも搭載。ウェブ閲覧機能のほか、Wi-Fi、衛星利用測位システム(GPS)機能、ステレオBluetooth、300万画素のカメラ、動画再生機能を搭載する。記憶容量は8ギガバイト。現在のところ販売価格は未定。

 株式市場は新端末を好感し同社株は1.15ドル(34.85%)上昇し4.45ドルで引けた。時間外取引ではさらに12.36%上昇し5ドルで取引された。(c)AFP/Charlotte Raab