【10月9日 AFP】アジア地域を総括するインターネットの新しい地域別ドメイン「.asia」の登録申請受付が9日から始まった。欧州で昨年登場した「.eu」に続く地域別ドメインとして、「.com」「.net」のような人気ドメインとなることが期待される。

 .asiaのドメインを使ったウェブサイト用アドレスは、まず商標権を持つ企業や政府機関、公共機関などからの登録申請を受け付ける。一般からの申請受付は2月に開始される予定。登録料は、人気の度合いによって10ドル(約1200円)から数百ドル(数万円)まで幅が出る見通し。

 新ドメインは、中国の「.cn」、日本の「.jp」といった国別ドメインを補うものとして、アジア内外の企業や国際ブランドが興味を示しそうだ。特に「アジアの国際観光都市(Asia's World City)」を名乗る香港や、「真のアジア(Truly Asia)」をうたうマレーシアなど、アジアをキャッチフレーズに使った観光団体が率先して申請することが予想される。

 企業や政府機関の申請を優先するのは、同じドメインを登録したい組織や個人の間で争いになることを防ぐため。もし複数の有効申請があった場合、同ドメイン管理する香港の非営利組織、DotAsiaが競売を実施する。(c)AFP/Guy Newey